学会の歴史

 昭和23年に協同農業普及事業が発足し、農業技術の改良と農家生活の改善を進めることとなり、農村生活の改善に役立つ研究の必要性が高まる。

 

 昭和28年、その必要性に基づき、第1回農家生活研究発表会が農林省農業改良局研究部主催で、農業技術研究所に於いて開催された。


 その後、農業技術の普及に関わる農業技術研究に比べて、生活改善の普及に係わる農村生活研究の層が薄く、現場の要請に十分に応えられない状況にあったことから、関係者相互の連携が必要となり、昭和32年第4回研究発表会時に、「日本農村生活研究会」として会員200名で発会することとなった。

 

 これにより、第5回以降、研究発表会は日本農村生活研究会と農林省側との共同開催となる。研究発表会の名称は、昭和44年第17回に農村生活研究発表会となり、昭和49年第22回に農村生活研究会大会に変更となり今日に至っている。

 

 研究会は、昭和51年に日本学術会議の登録団体となり、平成6年に研究会から学会に名称変更し「日本農村生活学会」となった。